季節が変わると、おしゃれも変わる。お気に入りの羽織りと楽しむ春と秋

少し前まで暑かったのに、朝、窓を開けたら空気がひんやりしていた。
あるいは、長い冬が終わり、いつものコートでは少し暑く感じるようになった。
そんな日に、「そろそろ、あのカーディガンを出そうかな」と思う。
季節が変わったことを実感する瞬間は、カレンダーだけではなく、案外クローゼットの中にもあるものです。
季節の変わり目は、服選びが難しい時期です。
朝は寒いのに昼は暖かい。
昨日と今日で気温が違う。
何を着ればいいのかわからず、毎朝天気予報とにらめっこ。
「早く気温が安定してくれたらいいのに」と思うこともあります。
でも、おしゃれという視点で考えてみると、春と秋の短い期間は少し特別です。
一枚で着ていたブラウスにカーディガンを重ねる。
ワンピースの上にジャケットを羽織る。
シャツをアウター代わりにする。
暑い季節にはできなかった重ね着が楽しめて、寒い季節ほど厚着をしなくてもいい。
季節と季節の間だからこそできるコーディネートがあります。
春なら、冬に着ていた服へ明るい色の羽織りを合わせてみる。
アイボリーやベージュ、淡いブルーなどを一枚重ねるだけで、クローゼットの中が少しずつ春へ向かっていきます。
秋なら、夏に活躍したトップスやワンピースへブラウンやカーキ、深みのある色をプラスしてみる。
服を全部入れ替えなくても、羽織り一枚で季節の空気を取り入れることができます。
そして羽織りには、気温を調節する以上の楽しさがあります。
お気に入りのブラウスを少しだけ見せる。
ワンピースに違う表情を加える。
いつものパンツスタイルを少しきれいめにする。
色を重ねる。
素材を重ねる。
丈の違いを楽しむ。
一枚足すことで、今まで着ていた服に新しい組み合わせが生まれます。
「体型を隠したいから長い羽織り」
「寒いからとりあえずカーディガン」
そんな理由だけで選ばなくてもいいのです。
この色を合わせたら素敵かもしれない。
このワンピースに、このジャケットを着てみたい。
今日は少し袖をまくってみよう。
そんな小さな「着てみたい」があるだけで、服を選ぶ時間は変わります。
もちろん、毎日完璧なコーディネートを作る必要はありません。
忙しい朝には、いつものカーディガンでいい。
迷った日には、何度も着ているジャケットでいい。
何度も手に取る服があるということは、それだけ自分にとって頼れる一着が見つかっているということでもあります。
そして、ときどき違う組み合わせを試してみる。
去年とは違う色を選んでみる。
新しい羽織りを一枚迎えてみる。
そうやって少しずつ変化していくことも、おしゃれの楽しさです。
季節は毎年巡ってきます。
でも、去年の春と今年の春では、着たい服が少し違うかもしれません。
去年の秋には選ばなかった色が、今年は妙に気になることもあります。
服の好みも、暮らし方も、そのときの気分も少しずつ変わっていくからです。
だから、季節の変わり目に「何を着ればいいの?」と迷うことは、決して悪いことではありません。
それは、次の季節の自分に似合う服を探している途中なのかもしれません。
朝の空気が少し変わったら、お気に入りの羽織りを一枚。
いつもの服に重ねて、鏡を見てみる。
「あ、今年はこんなふうに着たいな」
そう思えるコーディネートが見つかったら、きっと新しい季節が少し楽しみになります。
暑い季節から涼しい季節へ。
寒い季節から暖かな季節へ。
その間にしか楽しめない服がある。
季節の変わり目を「何を着ればいいかわからない時期」ではなく、「重ね着を一番楽しめる時期」に。
お気に入りの羽織りと一緒に、今年も新しい季節のALAMODEで購入した服で40代のおしゃれを楽しんでいきましょう。